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「空飛ぶ広報室」を読んだ。

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この話のタイトルを知ったのは、テレビドラマが先だったと思う。

日曜劇場でやっていたのは知っていたし、好きな新垣結衣主演だったが、あまり連ドラは見ていなかったので、ドラマ自体は未見。
あの「逃げ恥」「リーガルハイ」ですら最初は見てなくて、評判になってから見たクチですから。

一方、「空飛ぶ広報室」の作者である有川浩との出会いも偶然みたいなもの。

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たまたま図書館で見かけて、そのタイトルが気に入って「ヒアカムズザサン」を去年5月読んだのが始まりで、これがおもしろかったんで、「塩の街」とか「キケン」とか「クジラの彼」、「空の中」など立て続けに読んで、ハズレがないので、図書館に行くと、文庫本コーナーを眺める作家の一人になっている。

エントリに書いたとおり、去年読んだ本の中でベストは彼女の「阪急電車」です。

今では躊躇なく「彼女」と代名詞をふることができるけど、最初名前を見たときは男だと思ってたのも以前書いたとおりです。

そんな感じで図書館ではヘビロテ作家となった有川浩だが、何度か「空飛ぶ広報室」が置いてあるのを見て、この作品も彼女なんだとやっと結びついたんだけど、興味を持って、いつか借りようと思った矢先に見かけなくなってしまった。

同じ映像化された作品でも、「フリーター、家を買う」とか「県庁おもてなし課」なんかが先になった(どっちもジャニーズ系だなあ)。

そういえば、彼女ってほかにも「図書館戦争」とか「三匹のおっさん」とか映像化されてる話も多いんですよね。

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そんななか、5月3日に図書館に行ったら、あったんで即借りて読んだという流れだ。

お話は航空自衛隊で交通事故のためパイロットを断念して広報室に勤務する主人公空井とテレビ局の女性ディレクター稲葉リカのふたりを中心とした周囲の人々が巻き起こす物語で、メインのふたりの淡い恋が淡いまま推移するところなんかは、「県庁おもてなし課」なんかにもある有川浩らしい展開だ。

それにしても稲葉リカという女の子はかなりめんどくさい設定で、TBSは新垣結衣にはめんどくさい女をやらせるとハマるというのをこれで掴んで、「逃げ恥」につなげたんですかね。

そういえば、「リーガルハイ」の黛もかなりめんどくさいかw

自衛隊を舞台にしたお話は「空の中」とかほかにもあるので、彼女にとっては得意分野のようで、その点でも安定感は抜群で、なかなかおもしろくて、これは5点満点で4点はあげられるなあと思ったところで、本編の6つのエピソードは終了。

最後におまけのように「あの日の松島」というお話がついていたので、文庫本にするのに関連の短編かスピンオフでも入れたのかなっと軽い気持ちで読み続けたら、これがくせものだった。

本編の6つ目の物語「空飛ぶ広報室」は、バラエティ番組の企画で宮城県の松島基地所属のブルーインパルスにアイドルグループを体験搭乗させる騒動を描いたものだが、2010年までに書かれて、2011年の夏に出版される予定だったそうだ。

「あの日の松島」の「あの日」は2011年3月11日なのだ。

あの日、私も被害状況をテレビで確認しながら仕事をしていたし、その後も震災関連のニュースはよく見たが、宮城県の航空自衛隊の基地に大きな被害があったことはテレビで見た覚えがある。

震災被害にあった松島基地の姿を主人公ふたりの姿を借りて描いているのだ。
わざわざ発売を延期して、震災後に取材をして「あの日の松島」を付け加えて発売したそうだ。
これがとても切なくて、今朝通勤の丸ノ内線で読んでいて、涙腺ゆるゆるおじさんは涙してしまいました。

そして、最後の解説に至るわけだが、どうせ評論家か仲間の作家によるヨイショかと思って、読み飛ばそうとしたら、どうも様子が違う。

よくよく読んでみると、この話に登場する鷺坂広報室長のモデルとなった航空自衛隊の荒木氏によるものだった。
ここで語られる裏話がまた趣があって、本編のエピソードをさらに彩り鮮やかにするんですね。

おまけと思われた最後の短編と解説のおかげでこの本の評価は上がりました。

おかげで、TBSのドラマも見たくなったんだけど、幸いアマゾンプライムにあるようなので、見てみるかな。

《What's The Title?》

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Top Gun Original Motion Picture Soundtrack/Various Artists

「空飛ぶ広報室」は航空自衛隊を舞台にしたお話で、話の中にも戦闘機をかっこよく描いた映画は「トップガン」以来ないということが何度も語られているので、「トップガン」のサントラからNo.1ヒットをタイトルにしました。
「トップガン」は実際映画館で見たので、その迫力で映画がヒットしたのもよくわかったわけですが、"Danger Zone"とか”Mighty Wings"なんかは映像と一緒に見ててもかっこいいと思ったんだけど、Berlinのこの曲は映画で見てもあまりいいと思わなかったし、曲だけ聴いてもピンとこないんですけどね。
なぜヒットしたんでしょう?


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by falling7813 | 2018-05-09 20:45 | book | Comments(2)
その本について知ったのは通勤電車の中。

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「友情」

普通の車内広告かテレビ式になってる広告だったと思う。

第一印象で、ラグビープレイヤーだった故平尾誠二とiPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授という異色の組み合わせに興味を持った。

その広告だったか、別の場所だったかで、山中教授がラグビーをやっていた経験があったことを知り、なるほどそれで交流があったのかと、さらに興味をそそられた。

それに、この表紙のふたりの笑顔いいですよね。

ちゅうことで、とりあえず練馬区の図書館のネット検索で検索してさっくり予約。
たぶん予約した時点では100番ぐらいだったと思う。
その後、私の後ろに100人以上予約が入ったから、動き出しが良かったってことだろう。

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平尾誠二

私と同学年だった人で、伏見工で高校ラグビー日本一、同志社大に進んでも大学日本一に輝いたラグビー界のスーパースター。

同世代のヒーローだ。

ポジションは、スタンドオフかセンターで、その見事なボールさばきと司令塔としての的確な戦術観は目を見張るものがあったし、髭をたくわえたイケメンでかっこいい選手だった。

当然当時から、ワセダを応援していて、ワセダも巨漢ロックの栗原、なぜかロックだけど左足のプレイスキッカーだった坂本といった選手中心に頑張っていたけど、平尾率いる同志社には敵わなかった。

その平尾が2年前に亡くなった時は大きなショックを受けたのを覚えている。

そして、やっと順番が回ってきて、この本を読んだわけだが、平尾と山中教授の交流と癌闘病の記録を山中教授、平尾の奥さんそれぞれの視点から書き、そして、ふたりの雑誌での対談が掲載されている。

まず驚いたのは、山中教授も同学年だったこと。
もっと上かと思ってた。

そして、山中教授が我々と同じ感覚で平尾にあこがれを抱いていたということ。
彼はそれが高じて、医学部時代にラグビーまで始めちゃうってところが違うけど。

たぶん同学年で、分野は違うけど、その分野で日本のトップを極めた人ということで、2010年に週刊現代の企画で対談したことから、彼らの交流が始まる。

平尾は、そういう対談はたくさんしたけど、自分からはその後友達づきあいをすることはなかったそうだが、山中教授は平尾に憧れていて、教授のアプローチでふたりの交流が始まったそうだが、その気持ちもよくわかる。
私もそんなチャンスがあれば、そうするだろう。
平尾から断られちゃうだろうけどw

本としては、山中教授も平尾の奥さんもプロの作家ではないので、文章に余計な装飾はなく(日記を読んでるようだ)、全般的にあっさりとした記述が多くて、あっという間に読み終わるんだが(実際正味1~2時間で読めちゃったかな)、たった6年の付き合いでふたりがお互いを認め合っていたのは良く伝わってくる。

対談でも、平尾がiPS細胞などについてもある程度事前勉強していて、プロの司会者的にきちんとネタ振りしていて、対談としてうまくいっていて、山中教授が平尾を気配りができる人と称えているのもわかる。

そして、同学年である平尾の癌闘病から死に至る記載には胸をかきむしられる。
同じふたりの子供を持つ親だしなあ。
涙腺ゆるゆる浪花節おじさんは、電車の中で読んでて涙しちゃいました。

冷静に本として評価すると大したことはないような気もするんだが、やっぱり真実は胸を打つし、同学年のヒーローを失った喪失感などに心を持って行かれて、このエントリを書きました。

同世代にはおすすめです。

《What's The Title?》

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Footloose Original Soundtrack/Various Artists

平尾のいた伏見工をモデルにテレビドラマ「スクールウォーズ」が作られ、この本にも何度か登場します。
その主題歌は"Holding Out For A Hero"の日本語カバーだったし、平尾は間違いなくヒーローだったので、タイトルにしました。
1978年に"It's A Heartache"を英米でヒットさせ、そのハスキーボイスで女Rodと異名を取ったBonnie Tyler。
その後は鳴かず飛ばずで、一発屋になっちゃうかと思ったら、なんとあのJim Steimanのコテコテサウンドに乗った「愛の翳り」で全米No.1を獲得。
そしてこの「ヒーロー」が彼女にとって3曲目のTop40ヒットになりました、
この曲もJim Steinman作・プロデュースで具だくさんのこってりサウンドで、彼女のパワフルなボーカルも負けてないのはいいんだけど、砂糖たっぷりのすき焼きに脂身だらけの肉を入れてしまうと胃が受け付けないといった感じで、ちょっと個人的には好きになれない曲ではあります。
でも、「スクールウォーズ」に使われてたんで、この曲のイントロが流れてくると、ドラマのいろいろなシーンを思い出します。
そういえば、あのドラマもちょっと濃ゆすぎるところがあったなあ。
「イソップ~」

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by falling7813 | 2018-04-25 05:53 | book | Comments(0)
久しぶりに本のネタを。

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まずは前回のエントリでも触れましたけど、私としては初めて読むノーベル文学賞作家の作品カズオ イシグロの「わたしを離さないで」。

ネタバレは申し訳ないので詳しくは書けないけど、ある特殊な境遇にある主人公とその仲間が織りなす物語。

その境遇が話の中で徐々に明かされていき、話の語り手である主人公キャシーの煮え切らない性格や、物語に登場する彼女の友人わがままなルースと癇癪もちのトミーをはじめとした仲間の欠陥のある人間性も彼らの境遇のせいかなあと思わせたりする奥深さはあるんだけど、SNSにも散々書きましたが、とにかく話がくどい。

彼らが暮らし教育を受けたヘールシャムというところのエピソードをこれだけ大量に盛らなくても話としては成立すると思うけどなあ。

そういうウダウダした語りしかできないキャシーの異常さを引き立たせる演出だったらそれはそれですごいんだけど、単純に本として読むと苦痛でしかなかったですね。

まあ、全体に流れる彼らの境遇に関するストーリーにはうならせるものがあるので、私の好みとしては村上春樹よりははるかにましですけどね。

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でも驚くのはこの小説を日本でテレビドラマ化したということ。

全く見ていないので何とも言えませんけど、左のジャケットを見る限り、左からトミー、キャシー、ルースということになると思うので、あのウダウダした世界を描いちゃったんですかねえ。

ちょっと怖いもの見たさで見たい気もしますが。

てな具合で、挫折しそうになりながら、結局あまり得るところもなく「わたしを離さないで」を水曜の夜までに読み終えて、次に読んだのが有川 浩の「阪急電車」。

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有川 浩は何冊か読んでいて、「空の中」とか「塩の街」とかなかなか面白い作品もあるし、作者で図書館で選んだ本だ。
ちなみに字面からてっきり男の人だと思い込んでたんだけど、女性なんですよね。
「ハガレン」の作者と同じで、最近のペンネームは難しい。

それはさておき、映画化されたのも知っていた。
でも子役を芦田愛菜がやったというのを聞いたぐらいで、あまり興味もなく、図書館で見て初めて有川 浩だから興味を持ったという程度だ。

関西に住んだ経験もあるので、阪急電車には思い出もある。
関西では山の手を走る一番上品な私鉄で、高槻に住んでいた頃京都に通勤するのに使っていた。
京都市内では四条通の地下を走っていて、中心部を通って便利でいいんだが、当時終電が11時半で、遅くまで飲んだときはJRで帰らざるを得なかったなあ。

タイトルを見て、勝手に慣れ親しんだ阪急京都線を想像したんだが、舞台は宝塚と西宮北口を結ぶ阪急今津線。

阪急の中ではマイナーな路線だが、2回乗ったことがある。

1回は門戸厄神。

ちょうど大阪に勤務していた頃、初めての単身赴任で初めての管理職。
いろいろハードなことも多かったんだが、厄年を迎える頃に体にもいろいろ異変が出てしまった。
厄年って根拠あるんだなあと痛感して、地元の人に、関西で厄除けってどこかを尋ねたら、勧められたのが門戸厄神だった。

ちゃんとお金を納めて本殿で祈祷してもらいました。

もう1回は甲東園。

関西学院大の最寄り駅で、会社の後輩が大学のチャペルで結婚式を挙げたんで、甲東園から坂道を上った覚えがあります。

小説の方は、宝塚から西宮北口に向かう間の電車の中で繰り広げられるドラマが描かれてるんだけど、それぞれの駅間でおこるドラマの短編集かと思ったら、それぞれの登場人物が微妙に絡み合っていて、一つの流れができている。

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どの登場人物も見事にキャラが立ってて、おもしろくて、「わたしを離さないで」とは比べ物にならないスピードで、ほぼ一日で読み終わりました。

映画の方も気になって、アマゾンで調べたらプライムビデオにはいっていたので、昨日夜更かしして見ちゃいました。

原作を先に読んだ印象からすると、中谷美紀の翔子はないかな。

彼氏を寝取られた相手の結婚式に乗り込むというストーリーで、原作では花嫁を食ってしまう美人という設定なんだけど、あのメイクではなあ。

夏ばっばこと宮本信子は当たり役で存在感ありましたけど、原作よりも活躍しちゃいました。

割と原作に忠実だったけど、はしょった部分もあり、やっぱ原作の方がよかったかな。

てな感じの2冊+αでした。

《What's The Title?》

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If It's Love/Keiko Lee

ということで、タイトルはノーベル文学賞作家に敬意を表して、「わたしを離さないで」の原題"Never Let Me Go"。
実際話の中で描かれているのも50年代に歌われた"Never Let Me Go"という曲で、そのカセットにまつわるストーリーもいくつかあります(それで本の表紙がカセットなんでしょうね。)。
必ずしもそれがこの物語の本質をついてるというわけではないと感じますけど。
で、たまたま私が持っている音源で同じタイトルはこの曲だけということでタイトルにしましたが、Keiko Leeのこの曲が同じ曲かもわからないわけです。
Keiko Leeに関しては、残念ながらどういう人かもわからない状態ですけど、コマーシャルで聴いた"We Will Rock You"を静かに歌うカバーが独特で興味を持ったという流れです。
今では何枚かのアルバムの音源がありますけど、独特のアルトボイスでしっとりとした歌声は秋の夜長にはぴったりで、わりと気に入ってます。

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by falling7813 | 2017-12-01 20:48 | book | Comments(0)
練馬の家のパソコンをいじっていたら、2004年11月からやっていた昔のブログに載せていた読んだ本のデータベースが見つかった。

実は今のブログでも右下に本が表示されているんだが、あれは私が読んだ本で、一応各本に対するコメントと5点満点の点数を入力している。
どうやったらコメントと点数が表示されるかはいまだに知らないんだがorz

e0242504_21113211.jpgちゅうことで、昔のブログと今のブログのデータがあるので、それを合体させたら、2005年から2014年までの10年間に私が読んだ本の全貌がわかった。

まず10年間で読んだ本は延べ659冊で、平均すると1ヶ月に5.5冊ペース。

二度読みもあるので、重複を除くと、637作品で、作者数は323人にのぼる。

e0242504_21144275.jpg10年という期間では、年によって読むペースも全然違ってて、2005年63冊、2006年153冊(最高)、2007年86冊、2008年12冊(最低)、2009年77冊、2010年84冊、2011年25冊、2012年24冊、2013年77冊、2014年48冊となる。

少ない年は、熊本(2007年8月~2009年7月)や弘前(2011年4月~2013年3月)にいた年で、通勤は歩き主体だし、図書館を使ってなかったし、飲み会も多かったしと思い当たるふしはたくさんある。

読んだ回数が多い作者は((  )内は平均点です)、

e0242504_20594479.jpg1 内田 康夫      58(3.21)
2 宮部 みゆき     29(4.07)
3 奥田 英朗      21(3.81)
  藤沢 周平      21(3.71)
5 真保 裕一      15(3.40)
6 さくら ももこ    13(3.15)
  池波 正太郎     13(3.46)
  誉田 哲也      13(3.69)
9 高杉 良       10(2.80)
  野村 克也      10(3.30)

といった並びになる。

3冊以上読んだ作者で、評価の平均点が高いTop5は((  )内は読んだ延べ作品数です)、

e0242504_21020345.jpg1 真山 仁    4.29(7)
2 木村 元彦   4.25(4)
3 重松 清    4.17(6)
4 宮部 みゆき  4.07(29)
5 宇江佐 真理  4.00(4)
  司馬 遼太郎  4.00(4)
  石田 衣良   4.00(4)

e0242504_21333558.jpg堂々2位になった木村元彦って名前だけ見てすぐには思い出せなかったんだが、オシムとかストイコビッチなんかの本を書いてる人でした。

この人をはじめ、図書館でたまたま手に取って面白かったという本は多いですね。

e0242504_21371923.jpg奥田英朗、真山仁なんかも図書館でたまたま読んだ本がおもしろくてハマった作家だもんなあ。

宇江佐真理とか石田衣良も図書館で借りた本がはずれなしのオール4点ということで、5位にランクインとなりました。

新たなごひいき作家に出会うには図書館の存在は欠かせないですね。

上の2つのランキングからも、必ずしもよく読む作家と平均点の高い作家はイコールではないんだけど、宮部みゆきは29冊読んで平均点が4点以上というのはすごい。
たしかに今まで読んできて、はずれ少ないもんなあ。

ちなみにワースト3は、

e0242504_21195896.jpg1 西村 京太郎  1.50(4)
2 村上 春樹   1.67(3)
3 テリー伊藤   2.00(3)

といったメンバーで、ワーストワンの西村京太郎は、「伊豆下賀茂で死んだ女」「特急「しなの21号」殺人事件」が2点、「湖西線12×4の謎」「五能線の女」が1点と惨憺たる評価ですが、鉄道のトリックに凝るのはいいんだけど、犯人を割り出す経過なんかがいい加減でミステリーとしてはいかがなものかと思えるので、ちょっと私には評価できないですね。

e0242504_21515422.jpg村上春樹については過去にコメントしたとおりで、ちょっと生理的に無理かもしれません。

札幌に来てから、中央図書館に行っているので、本を読むペースは回復基調ですが、通勤は徒歩なんで、本を読む時間としては、会社の昼休みか旅行中ぐらい。

今、平日にスポーツクラブに行ったときは、帰ってきてすぐ寝ると眠りが浅くなるというし、パソコンいじりも脳を覚醒させてしまい、やはり深い睡眠にはよくないそうなので、寝る前に本を読むことにするかな。

などと、このデータを見ながら考えたりしました。

《What's The Title?》

e0242504_20493201.jpgPunch The Clock/Elvis Costello & The Attractions

タイトルは本に関係ある曲ということで、Elvis Costelloの記念すべき初Top40ヒットにしました。
私の知る限り、本を読むことをテーマにした曲って、なかなか思い浮かばないんですよね。
ミュージシャンって読書嫌いなのかなあ?
Costelloさんのこの曲ですけど、淡々としてますけど、聴きこむと味が出てくる曲ですよね。
ただ第一印象が地味なんで、単純なアメリカン人には理解できなくて、アメリカではそれほど大きなヒットにはなりませんでした。
当時のイギリスの皇太子夫妻をパロッたようなプロモでしたよね。

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by falling7813 | 2015-01-13 06:05 | book | Comments(2)
私にとって、未知の作家で、謎の作家である村上春樹。

世間的には次のノーベル文学賞候補という人もいるんだが、私が読んだ「カンガルー日和」「ノルウェイの森」はそれそれ微妙で、5点満点の採点でもせいぜい2点どまり。

この人は合わないのかなあと思いつつ、あまりにも世間とズレるのもつらいから、もう少し読んでから判断しようと、もう1冊図書館で借りて読んでみる。

e0242504_22525767.jpgその本は「アフターダーク」

終電が終わった後の真夜中の街で繰り広げられるいろいろな人々の出会いを中心に描かれていて、読んでいる間は設定がおもしろくて、読み進めていく。

少なくとも、今までに読んだ2作よりも読みごたえがある。

それぞれの登場人物の輪郭が徐々にはっきりしていって、興味を持たせる展開になってきた。

そして、話はエンディングを迎えるわけだが…

ええええ?

「ノルウェイの森」でも思ったことだが、ストーリー的なものを全部ぶっとばして、終わっちゃうことが文学的なんですかねえ?

「アフターダーク」もいろいろ登場人物が出てきて、それぞれキャラが立っているんだがなあ。
途中までは及第点の話だったんだが、エンディングですべてぶち壊し。

もう1冊読んでみるべきか悩むところだなあ。

《What's The Title?》

e0242504_22412500.jpgAfter Dark/Andy Gibb

小説は、ジャズの曲からタイトルをとっているんだが、私の世代としては、"After Dark"といえばAndy Gibbですので、この曲をタイトルとしました。
このアルバムは、アメリカメジャーデビュー第三作ということで、それまでのメガヒット連発路線で頂点を極めていたのに、このアルバムはファーストシングルの"Desire"が4位どまりで、No.1を逃し、次のシングルでは魔性の女Oliviaと組んでしまい、12位止まりで、その後お決まりの下降線をたどって、人生の方でもボロボロになってしまい、若死してしまいました。
アルバムタイトルの"After Dark"はシングル向きではないけど、ほんわかしていてそれなりの聴き所のある曲ですが、なんといってもBee Geesそのまんまなので、ちょっと個性がないのと、Bee Geesがメガヒット連発でそろそろ飽きられていたのが、マイナスポイントですかねえ。

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by falling7813 | 2014-04-25 23:10 | book | Comments(2)
これで4日連続のエントリ。

私としては奇跡的なヘビロテだ。

それはさておき、みなさんは「いとみち」という本を知ってますか。

e0242504_1915053.jpg←これです。

「もしドラ」以来の外で読むには勇気がいる表紙だが、会社の人に借りてカバーがついていなかったのと、おもしろかったので、ついつい外でこの本を開いてしまった。

ドン引きされたかなあ。

実は会社の人に、津軽を舞台にした小説があると教えてもらい借りたんだが、思いっきり青森ローカルな小説だ。

物語の主人公は、「相馬いと」という名の高校1年生の女の子。

弘前の北隣にある北津軽郡板柳町に住んでいて、ばあちゃんに育てられたため、津軽弁の訛りがキョーレツで、口下手で人見知り。

そんな女の子が、メイド服を着てみたいのと人見知りを直したいがために、青森のメイド喫茶でバイトを始めたことから起こる騒動を描いている。

まずは、彼女の家のある板柳、高校のある弘前、友達が住む五所川原、藤崎、メイド喫茶のある(実際にあったかなあ?)青森と、すべての場所が現在の守備範囲で、情景が簡単に目に浮かんでしまう。

そして、いとがしゃべるキョーレツな津軽弁。見事な訛りで、ジモティが読んでも違和感ないみたい。
もっとも、ここまで訛りがキョーレツな高校生はいないという意見は強いようですがw

「わぁは、なんもね。かに」なんてセリフがガンガン出てくる。
ちなみにこれを標準語に訳すと「私は、何もない。ごめん」となります。

1年津軽にいるんで、これぐらいの言葉ならヒアリングはできるようになったんで、結構楽しく読めますが、全く対訳がないから知らない人にはつらいかなあ。
まあ、いと以外の登場人物はほとんど標準語でしゃべるので、ある程度文脈は読めると思います。

それから、いとのばあちゃんで三味線の名手ハツヱがVan Halenファンという無茶苦茶な設定。
77歳のばあさんが、"Hot For Teacher"はないと思うが・・・w

いとが高校1年で、娘2号と1つ違いでかなりかぶって、ついつい感情移入してしまうのも、おじさんには困ったものです。

そんなこんなで、私にとってはハマりすぎの感じがあるので、採点は甘くなりがちですけど、おススメです。

もし、読んでみて、津軽弁に意味がわからないフレーズがあれば翻訳しますよw

《What's The Title?》

e0242504_18592566.jpgVan Halen 2/Van Halen

この物語に登場する三味線弾きのばあちゃんの愛聴の曲として登場するので、この曲をタイトルにしました。
ちなみにこれを津軽弁にすると、「医者ば呼んでけろ」となります。
デビューアルバムで強烈な印象を残したVan Halenですけど、あまり曲作りには長けていないようで、このセカンドアルバムでは、ピンとくる曲は少なかったですね。
「医者ば呼んでけろ」もタイトルの繰り返しぐらいしか印象に残らなくて、インパクトのない曲だったですね。
4枚目のアルバムぐらいまでは、結局カバー曲の方ができがいいというのが定説だった気がします。
David Lee Rothもカバーの方が楽しそうだし。
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by falling7813 | 2012-04-17 19:40 | book | Comments(0)