Ocean Blue
東北で暮らして1年が過ぎた。
九州で生まれた私にとっては未知の土地で、ここに住んでいなければ行かないであろうところだらけだ。
今の時期はスギ花粉が飛んでいるのは難点だが、雪のある時期に比べれば出かけやすい。
実は、この週末は、弘前よりも先に桜が咲きそうだということで、桜を見に行こうと狙っていたところがあったんだが、残念ながらYahoo!によれば、まだ「つぼみ」のようだ。
当然弘前界隈の観光地もまだ春の装いは準備中状態で、今楽しめるのは温泉ぐらい。
ということで、この週末は方針転換し、岩手県の久慈市を目指した。
なぜ久慈かといえば、
①東北に住む者として、三陸の震災被災地を見ておきたい
②2月に使ったJRのトクトクきっぷ「小さな旅ホリデーパス あおもりエリア」で行ける
③3月に久慈へ向かうJR八戸線が全線運転再開した
という3つの理由だ。
ちなみに、弘前-久慈間を青い森鉄道経由で往復すると8,220円なので(新幹線を使うと1万円以上)、2,400円のホリデーパスで行くとお得感は満点だ。
朝7時半快晴の弘前を岩木山に見送られつつ出発。
青森で青い森鉄道に乗り換えて、10時過ぎに八戸に到着。
ここから、八戸線で久慈へ向かうわけだが、10:16発の久慈行きの各駅停車は「リゾートうみねこ」というリゾート列車。
私が乗った3号車は、景色が楽しめるよう窓が大きく、ご覧の通りの3列シートで、海側の1列席はシートが回転して、海の方を向くことができる。
八戸行きの青い森鉄道が発車間際についたので、特等席の1列シートは満席だったが、窓が大きいので反対側のシートからでも海が見えました。
2月に来た時は雪で視界が悪く見えなかった八戸の臨海地域も列車から見渡せ、復興しているのがわかりました。
途中の種市から久慈までの間が3月まで運休していた区間。
種市でだいぶお客さんが降りたんで、海側に席を移りじっくり見ました。
それまでは比較的内陸や高台を走っていた線路が、海岸を走るようになってきた。
車窓から海が近くなり、景色もぐっとよくなってきたんだが、明らかに新調された駅とか、真新しい設備も所々あったので、津波の被害を受けたんだろう。
がれきの山や流されたテトラポット、ひん曲がったガードレールなど震災の爪痕を確認することができました。
八戸から約2時間、弘前を出てから4時間半後の12時過ぎに久慈に到着。
いい天気でしたけど、駅を出た瞬間、寒い!
地元の天気予報で、太平洋側は東風が吹いて気温が上がらないとよく言ってますが、まさにそのとおり。
海から強烈な風が吹いて、とても4月とは思えない。
それでも、港町まで来たんだからと、海を目指して歩き始めましたが、とにかく寒い。
ほんとは景色のよさそうな小袖海岸あたりまで行きたかったんだが、あまりの寒さに、それっぽい海岸が遠く見渡せるところまで来てUターン。
海沿いは、通行止めだったり、工事中のところもあって、ここでも震災の爪痕は感じられました。
途中漁港を通った時にも、たぶん津波にあって骨組みだけになってしまったと思われる建物がありましたけど、全体的には、あまり津波被害がなかったのか、テレビで見る気仙沼あたりとは状況が違うようだ。
寒さで海側から撤退し、まだ時間があるので、駅から山の方へ。
道路標識によれば、駅前の道が県都盛岡に通じているようで、道沿いに古くからのお店がたくさんあって、こっちが元々の中心街だったようだ(ちなみに海側の港近くに、ユニバース、ホーマック、ケーズ、ヤマダ、しまむらなど大型店が集まっているところがありましたんで、今はそっちに客を取られてるんでしょうなあ。)。
1時を回り、そろそろ昼食にしたいと歩き回っていたら、中心街近くになぜか道の駅。
地のものを食べるなら、ここがいいかと、道の駅の中の食堂に入り、漁師なげこみ丼1,200円を注文。
ちょうど居合わせた団体客のリーダー格っぽい中年男性が、「漁師なげこみ丼っていうのは、漁師料理で見てくれなんか気にしないで、魚を汚く盛り付けてるんだ。」とうんちくをたれていたが、出てきたものはこれ→
普通にちらし寿司じゃん。
うんちくおじさんも黙っちゃいましたけど。
港町なので、期待しましたが、たしかに鮮度は良かったけど、ネタはまぐろとかいくらとか普通なのがちょっと残念でした。
食後、せっかく来たし、少しでも被災地のためになればと思い、道の駅で家族用のお土産をちょっと奮発して購入。
道の駅を出て、次の電車まで30分以上時間があったので、付近を散策。
←こんな看板を集めた建物や昭和の映画の看板をつけた建物が集まった昭和レトロ通りなんかもありました。
でも、わざわざそんなものを作らなくても、右の写真の駅前のビルは十分にレトロでしたけど。
そんな感じで2時間半ほどの久慈市滞在を終え、帰りもリゾートうみねこに乗り込みました。
帰りは、八戸、青森の接続が悪くて、それぞれ40分ほど待ち時間があったんで、弘前まで6時間弱の長旅となりました。
《What's The Title?》
How To Be A Zillionaire/ABC
寒かったですけど、好天で太平洋の青さは際立っていたので、この曲をタイトルにしました。
とにかくイギリス勢が元気だった80年代前半。ソウルフルなサウンドで彗星のように現れたABC。
アルバム"Lexicon Of Love"の一発だけで終わるかと思ったら、このアルバムでもそこそこヒットしちゃいました。
アメリカでは、このアルバムの収録曲"Be Near Me"がつまんない曲なのに、"The Look Of Love"よりヒットして、なんだかなあって感じでしたけど。
"Ocean Blue"は地味目のバラードで、George Michaelぐらい歌がうまければ聴きどころはあるかもしれないけど、盛り上がりを欠いたまま終わってしまいます。
しかし、このアルバムジャケは趣味悪いなあ。
九州で生まれた私にとっては未知の土地で、ここに住んでいなければ行かないであろうところだらけだ。
今の時期はスギ花粉が飛んでいるのは難点だが、雪のある時期に比べれば出かけやすい。
実は、この週末は、弘前よりも先に桜が咲きそうだということで、桜を見に行こうと狙っていたところがあったんだが、残念ながらYahoo!によれば、まだ「つぼみ」のようだ。
当然弘前界隈の観光地もまだ春の装いは準備中状態で、今楽しめるのは温泉ぐらい。
ということで、この週末は方針転換し、岩手県の久慈市を目指した。
なぜ久慈かといえば、
①東北に住む者として、三陸の震災被災地を見ておきたい
②2月に使ったJRのトクトクきっぷ「小さな旅ホリデーパス あおもりエリア」で行ける
③3月に久慈へ向かうJR八戸線が全線運転再開した
という3つの理由だ。
ちなみに、弘前-久慈間を青い森鉄道経由で往復すると8,220円なので(新幹線を使うと1万円以上)、2,400円のホリデーパスで行くとお得感は満点だ。
朝7時半快晴の弘前を岩木山に見送られつつ出発。
青森で青い森鉄道に乗り換えて、10時過ぎに八戸に到着。
ここから、八戸線で久慈へ向かうわけだが、10:16発の久慈行きの各駅停車は「リゾートうみねこ」というリゾート列車。
私が乗った3号車は、景色が楽しめるよう窓が大きく、ご覧の通りの3列シートで、海側の1列席はシートが回転して、海の方を向くことができる。
八戸行きの青い森鉄道が発車間際についたので、特等席の1列シートは満席だったが、窓が大きいので反対側のシートからでも海が見えました。
2月に来た時は雪で視界が悪く見えなかった八戸の臨海地域も列車から見渡せ、復興しているのがわかりました。
途中の種市から久慈までの間が3月まで運休していた区間。
種市でだいぶお客さんが降りたんで、海側に席を移りじっくり見ました。
それまでは比較的内陸や高台を走っていた線路が、海岸を走るようになってきた。
車窓から海が近くなり、景色もぐっとよくなってきたんだが、明らかに新調された駅とか、真新しい設備も所々あったので、津波の被害を受けたんだろう。
がれきの山や流されたテトラポット、ひん曲がったガードレールなど震災の爪痕を確認することができました。
八戸から約2時間、弘前を出てから4時間半後の12時過ぎに久慈に到着。
いい天気でしたけど、駅を出た瞬間、寒い!
地元の天気予報で、太平洋側は東風が吹いて気温が上がらないとよく言ってますが、まさにそのとおり。
海から強烈な風が吹いて、とても4月とは思えない。
それでも、港町まで来たんだからと、海を目指して歩き始めましたが、とにかく寒い。
ほんとは景色のよさそうな小袖海岸あたりまで行きたかったんだが、あまりの寒さに、それっぽい海岸が遠く見渡せるところまで来てUターン。
海沿いは、通行止めだったり、工事中のところもあって、ここでも震災の爪痕は感じられました。
途中漁港を通った時にも、たぶん津波にあって骨組みだけになってしまったと思われる建物がありましたけど、全体的には、あまり津波被害がなかったのか、テレビで見る気仙沼あたりとは状況が違うようだ。
寒さで海側から撤退し、まだ時間があるので、駅から山の方へ。
道路標識によれば、駅前の道が県都盛岡に通じているようで、道沿いに古くからのお店がたくさんあって、こっちが元々の中心街だったようだ(ちなみに海側の港近くに、ユニバース、ホーマック、ケーズ、ヤマダ、しまむらなど大型店が集まっているところがありましたんで、今はそっちに客を取られてるんでしょうなあ。)。
1時を回り、そろそろ昼食にしたいと歩き回っていたら、中心街近くになぜか道の駅。
地のものを食べるなら、ここがいいかと、道の駅の中の食堂に入り、漁師なげこみ丼1,200円を注文。
ちょうど居合わせた団体客のリーダー格っぽい中年男性が、「漁師なげこみ丼っていうのは、漁師料理で見てくれなんか気にしないで、魚を汚く盛り付けてるんだ。」とうんちくをたれていたが、出てきたものはこれ→
普通にちらし寿司じゃん。
うんちくおじさんも黙っちゃいましたけど。
港町なので、期待しましたが、たしかに鮮度は良かったけど、ネタはまぐろとかいくらとか普通なのがちょっと残念でした。
食後、せっかく来たし、少しでも被災地のためになればと思い、道の駅で家族用のお土産をちょっと奮発して購入。
道の駅を出て、次の電車まで30分以上時間があったので、付近を散策。
←こんな看板を集めた建物や昭和の映画の看板をつけた建物が集まった昭和レトロ通りなんかもありました。
でも、わざわざそんなものを作らなくても、右の写真の駅前のビルは十分にレトロでしたけど。
そんな感じで2時間半ほどの久慈市滞在を終え、帰りもリゾートうみねこに乗り込みました。
帰りは、八戸、青森の接続が悪くて、それぞれ40分ほど待ち時間があったんで、弘前まで6時間弱の長旅となりました。
《What's The Title?》
How To Be A Zillionaire/ABC
寒かったですけど、好天で太平洋の青さは際立っていたので、この曲をタイトルにしました。
とにかくイギリス勢が元気だった80年代前半。ソウルフルなサウンドで彗星のように現れたABC。
アルバム"Lexicon Of Love"の一発だけで終わるかと思ったら、このアルバムでもそこそこヒットしちゃいました。
アメリカでは、このアルバムの収録曲"Be Near Me"がつまんない曲なのに、"The Look Of Love"よりヒットして、なんだかなあって感じでしたけど。
"Ocean Blue"は地味目のバラードで、George Michaelぐらい歌がうまければ聴きどころはあるかもしれないけど、盛り上がりを欠いたまま終わってしまいます。
しかし、このアルバムジャケは趣味悪いなあ。
by falling7813
| 2012-04-22 09:55
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