Seaside M

3連休で旅行して来ました。

行き先は北三陸。
終了近い時期にキョーレツにハマってしまった「あまちゃん」がらみの旅です。

「あまちゃん」のメインロケ地である岩手県久慈市には、「あまちゃん」がロケされる前の2012年4月に行くという先見の明があったんだが、その時に行こうと思って断念した小袖海岸が「あまちゃん」のメインロケ地になったことと、なんといっても北三陸鉄道のモデルになった三陸鉄道に乗らなかったのが心残りになっていた。

たまに録画を見たりするなどあまロスは相変わらずということで、意を決してもう一度久慈へ旅することにした。

e0242504_17051189.jpg北東北の旅では、鰺ヶ沢旅行などでお世話になっているJR北海道の北東北フリーきっぷが思い浮かんだんだが、三陸方面に行くには苫小牧から八戸にフェリーで渡った方が安くて便利だと気付き、3泊4日で、うち2泊はフェリーに宿泊というスケジュールに決定。

e0242504_17073641.jpg金曜日会社終了後、そのまま札幌駅前ターミナルへ行き、6時に苫小牧フェリーターミナル直行のバスに乗り、9時前に21:45発のシルバーフェリーシルバープリンセスに乗り込む。

e0242504_17103484.jpgフェリーに泊まるのは初めてで、若干不安もあったんだが、新しい船のようで、船室もきれいで、一番安い二等船室で、一部屋20人の雑魚寝だが、一人一畳ほどの陣地が与えられ、折り畳み式のマットはあるし、鍵のかかる無料のロッカーもある。
毛布の貸し出しは有料(350円)で、持参している人もいた。

24時間営業のオートレストランってなんだろうと思ったら、自動販売機で冷凍食品やカップめんを買って、電子レンジやお湯で勝手に調理するシステムだ。

e0242504_17154459.jpg無料で入れる風呂もついていて、偵察に行ったら空いていたので、出航前に入浴。
10人ぐらいはいれるちゃんとした風呂で、ボディーソープとリンスインシャンプーはついているが、二等船室の客はタオルは持参の必要がある。

風呂上りに売店で缶ビール(250円)を買って飲み、明日朝も早いので横になって眠りに落ちたが…

足元の方から、「ぐお~ ごごごご~」とすごい音が聞こえる。
私の対面で寝ている太ったおっさんがキョーレツないびきをかいているのだ。
今までの人生で聞いたことのない大音量のいびき。
しかも睡眠時無呼吸症候群もお持ちのようで、時たま「ぐお~ ぐぐぐぐぐ くっ・・・・・ ぶは~」と音色も変わる。
おっさんの隣で寝ていたアイマスク持参の神経質そうなおじさんはどこかに消えていた。

太ったおっさんは八戸到着の30分ほど前まで、気持ちよさそうにいびきをかきながら眠り続け、私は超寝不足のまま定刻の4:45下船。

e0242504_17280552.jpg八戸のフェリーターミナルからは、バスの便はなく、タクシーはもったいないので、一番近そうな本八戸まで7kmぐらい歩こうかと思っていたんだが、会社でその話をしたら、このフェリー経験者の隣の席のNさんから、「本八戸に行くより陸奥湊の方が近いし、朝市もありますよ。」という耳寄りな情報。

e0242504_17305630.jpgちゅうことで、陸奥湊駅を目指して夜明け前の埋立地を歩き、40分ほどで陸奥湊に到着。
駅へ向かう道には魚問屋が営業中。
しかし、朝市が行われてるはずの市営駅前市場はなぜかしまっている。

ここで朝食を調達しようと思ったんだが、当てが外れ、仕方なく隣の建物でやっていた屋台のすし屋で、にぎり(500円)と200円のすしパックを購入。
e0242504_17404493.jpgにぎりはラスイチでラッキーでした。
ついでにすし屋のおやじさんに隣の市場の情報を訊いてみたら、第二土曜は休みだそうだ。

でも、陸奥湊に来たおかげで、タイミング的に厳しかった八戸線の始発に間に合ったし、すしもうまかったんで、Nさん情報お役立ち。

陸奥湊で乗ってから2時間ちょっと、途中おきて破りの37分停車を経て、8時に久慈駅に到着。

e0242504_18062342.jpgここで念願の三陸鉄道に乗り換える。
3両編成で、せっかくだから、「あまちゃん」でもよくでてきた白地に赤青ラインの車両に乗る。

e0242504_18103608.jpgそしたら、車内には「あまちゃん」のポスターが貼ってあり、その横に、「じぇじぇじぇ~! この汽しゃ~ あまちゃんのロゲさ 使ったのでぇ~!!」と書かれている。

じぇじぇじぇ~!
この車両に、アキやユイや大吉さんなんかが乗ったんだあ。
いきなりテンションが上がってしまった。

三陸鉄道北リアス線は、久慈から宮古まで走っているんで、せっかくだから全線乗って宮古へ向かう。

e0242504_18215542.jpg三鉄さんには申し訳ないが、往復3,700円かかるところを一日フリー乗車券2,500円を使わせていただいた。
北リアス線という名前だが、山とトンネルが多くて、海はところどころしか見えない。
海沿いの空き地とか真新しい建物とかを見ると、震災の傷跡を感じる。
そういえば、当日は11日で、震災から3年7ヶ月目でした。

e0242504_18275586.jpg1時間40分ほどで宮古に到着。
正直三陸鉄道北リアス線走破がメインで、宮古についてはノープランだったが、せっかく来たから、有名な浄土ヶ浜に行く。

バスに乗ろうかと思っていたんだが、駅前に出ている標識には5km先と書いてあるので、5kmなら射程距離だなと歩く。

e0242504_18341048.jpg宮古の街は、昭和っぽい町並だが、意外と空き店舗は少なくて、がんばってる。
大漁旗がはためいているのが港町らしくていい。

e0242504_18384160.jpgでも、浄土ヶ浜の近くの駐車場に仮設住宅が建っていたし、浄土ヶ浜からの帰りに通った漁港近くの町はまだ区画整理中。
そして宮古駅には三鉄以外にJR山田線も通っているんだが、宮古から釜石に向かう線路はまだ不通で、震災被害は現在進行形であることを思い知らされる。

で、浄土ヶ浜ですけど、さすがの絶景でしたし、周囲の三陸の風景も素晴らしくて、行ってよかった。
素直に感動でした。

宮古駅の近くに戻り、ちょうど昼時なので昼食。

e0242504_18473222.jpg駅前に蛇の目本店というお店があり、刺身定食(1,080円)をいただきましたが、器の大きさがお盆と合ってなかったのはご愛嬌だけど、さすがに港町だけあって刺身は美味しかったし、小鉢の料理もよく、デザートの洋梨の砂糖漬けもおいしくて、goodでした。

e0242504_18532358.jpg3時間ちょっとの滞在でしたけど、結構満足して、再び三陸鉄道に乗って戻る。

帰りに乗ったのは、震災後に作られたレトロ車両という観光列車で外見もこってたし、座席にテーブルがついていて、ビールでも飲みたくなる車両でした。

e0242504_19021676.jpgそして、何より驚いたのは、2両の座席が全部埋まり、立つお客まで出るほど混んでいたということ。
驚いた観光客が地元の人と思しき人に尋ねてましたが、「あまちゃん」以来三鉄に乗ろうという観光客が増えているそうだ。

ツアーの一部として三鉄に乗るのを企画に織り込んでいるようで、途中で乗り降りするツアー客も結構いました。

e0242504_19083485.jpg私は、久慈に着く前の途中駅堀内(ほりない)で降りる。

なぜかといえば、この駅こそが「あまちゃん」に登場する袖ヶ浜駅のロケ地なのだ。
このホームでアキとユイが話し、このトンネルに向かって叫んだのだ。

e0242504_19180254.jpgさすがに三鉄も抜け目なくて、本チャンの駅名表示以外に、「袖ケ浜」の表示板も作られてました。

私以外に2人降りたし、車で見物に来る観光客も結構いました。

ここで降りるのは当初予定どおりなんだが、三陸鉄道に乗って、この駅から宮古よりちょっと進んだ大沢橋梁は写真撮影の名所で、夏ばっばが北鉄に向かって大漁旗を振ったシーンが撮影されたところであるとアナウンスがあり、15分後に来る宮古行列車をここで撮影しようと決め、下車後急いで、駅から浜の方に降りて、南へ急ぐ。

e0242504_19205230.jpgほかに降りたお客さん2人も急いでいたが、なぜか山側の国道へ向かった。

急いだ甲斐があって列車の通過には間に合い、時間的に逆光になるのは残念だが、夏ばっば目線で写真を撮った。
夏ばっばこんな高いところ見てたっけ?

e0242504_19245301.jpg撮影を終え、時間はたっぷりあるので、堀内駅をあちこち撮影。

ドラマでは使われなかったけど、駅は斜面に建っていて、駅からの景色もなかなかきれいだった。

e0242504_19291062.jpg駅は無人駅だが、待合室にはノートが置いてあり、全国の「あまちゃん」ファンがメッセージを残してて、私も初めてこういうノートにメッセージを書くほど舞い上がっちゃいました。

駅にスタンプも置いてあり、手帳に押したけど、何のデザインだろう?→

まだ時間があり、一緒に降りた人が山側の国道へ向かったのが気になって、山側からさっきの大沢橋梁を見に行ってみた。

e0242504_19341262.jpg時間的にも逆光にならないし、橋を渡る三鉄の向こうに海が見えて、こっちが鉄道写真のアングルで、さっきの人達もこっちから撮っていたのかもしれない。

私は左の写真を撮った国道の橋の上からがベストアングルだと思うんだが、橋には海側には歩道がついてなくて、列車が来るタイミングで車道で写真撮ってると車には超迷惑だが、実際どうなんでしょうねえ?

e0242504_19375770.jpg堀内駅周辺に2時間弱滞在し、「あまちゃん」気分がかなり盛り上がった状態で、やっときた次の久慈行で久慈へ。

久慈では駅前のビジネスホテルに泊まり、朝5時前から動き回った一日を終えました。

つづく

《What's The Title?》

e0242504_19420886.jpgFull Moon Tonight/Kalapana

船にも乗ったし、宮古でも海の景色を満喫したので、タイトルはKalapanaの"Seaside M"。
Kalapanaって1970年代後半からやっていて、日本でも78年ぐらいにちょっと話題になったりしたんだけど、その頃はあまり興味がなくて、社会人になってしばらくして、90年代に発表されたこのアルバムや"Walk Upon The Water"なんかを聴いたら、めちゃ好みで、それ以来ヘビロテで、なかでもこの曲はさわやまで夏は定番だし、年中聴きまくってます。

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by falling7813 | 2014-10-13 19:47 | travel | Comments(2)
Commented by ニャロメ at 2014-10-16 18:28 x
うわー、オラも北鉄さ乗りでぇー

ドラマで見たロケ地のオンパレードですねえ。
私も一度は行ってみたいっす。
夏ばっぱが大漁旗を振る場面は数ある名場面のなかでも秀逸でしたね。
あー、いいなあ。行きてえなあ
Commented by the boss 2004 at 2014-10-16 22:12 x
ニャロメさん

実際に生で見ると感動しますよ。
メインロケ地の久慈に行くには、東北新幹線で二戸からバスに乗るか、八戸から八戸線に乗るかいずれかで、東京からだと片道5時間ぐらいですかね。
札幌から行くのに比べると半分ぐらいの時間で行けるんだけど、片道5時間でも遠いっちゃ遠いですよね。
私のようなヒマ人でないとできないかもしれません。
私も単身赴任中でなければまずムリじゃないかな。

でも、ドラマの余韻が残ってると、駅にして、海岸にしても、監視小屋にしても、北鉄(三鉄)にしても感動します。

時間があればおススメです。