The Second Time Around
当初は夏休みを絡めて帰宅する予定だったが、休む予定の日に避けられない仕事を入れられてしまい、1万円以上の飛行機のキャンセル用を払って過ごす札幌での3連休。
天気予報を気にしつつスケジュール調整した結果、土・月を家で過ごし、日曜に遠出することにした。
行先は美瑛。
美瑛といえば北海道ではメジャーな観光地で、富良野の近くなんだが、去年富良野に行ったときは富良野オンリー、旭川ツアーの時は通ったんだが、増毛・留萌優先のスケジュールで下車せず。
実は20年ほど前に行ったことがあるので、他を優先してきたわけだが、前回の印象もよかったので、改めていくことにした。
美瑛までは運賃だけで片道3,240円なんだが、毎度おなじみの一日散歩きっぷ(2,260円)の守備範囲内なので、3分の1程度で行けるんなら各駅停車の旅でよしと、これまたいつもお世話になっている6:00発旭川行各駅停車に乗り込む。
さすがに連休中とあって、行楽客が多く、旭川行も混んでいたんだが、乗り換えた列車もそれぞれ混んでいて、とくに富良野から美瑛に向かう富良野線は富良野を出るときにはラッシュ並みの混雑。
とくに中国人か台湾人(以下中国系)と思われる旅行客が多く、車内がうるさい。
富良野から美瑛に向かう途中に前回富良野旅行で行ったファーム富田の近くを通るんだが、道路は大渋滞で、ファーム富田そばの臨時駅ラベンダー畑でたくさんのお客が下り、大盛況のようだ。
去年行ったときは時期尚早だったが、今はラベンダーもベストシーズンなのが車内からも見えた。
ラベンダー畑駅でお客がだいぶ減り、私の前の席に中国系のおばさんたちが陣取る。
大声でしゃべるし、においのきつい日焼け止めを塗りまくるし、かなり鬱陶しい。
しかし、中国系の観光客は北海道の観光地ではめちゃくちゃ多いんだが、観光バスを乗り回すだけでなく、JRのローカル線を利用して富良野や美瑛まで来るようになっていることには驚き。
混雑のため美瑛には10分ほど遅れて10:40過ぎに到着。5時間弱の旅。
降りるや否やレンタサイクル屋へ。
実は、列車の中で「るるぶ」を読んでたら、ハイシーズンには要予約と書いてあり、半分歩く覚悟をしていたんだが、運よくまだ残っていた。
でも、帰りに富良野駅で待ち時間に見たらすべて出払ってたから、危なかったのかもしれない。
レンタサイクル屋さんで地図をもらい、道順のレクを受けて、パッチワークの丘方面を目指す。
天気が良くて気持ちいいが、美瑛は丘陵が多いところなので、自転車だとアップダウンが結構つらい。
前日の筋トレがアダになったなあ。
まずはケンとメリーの木へ。
名前のとおり昔ケンとメリーのスカイラインの宣伝で使われた木なんだそうだ。
たしかにこの風景と木を見ると使いたくなる気持ちもわかるなあ。
つづいて昔の小学校を改築して作られたベーカリーレストラン北瑛小麦の丘へ。
朝4時起きで朝食してぼちぼちお腹もすいてたんではいってみたが、ちょっとコスパが合わずスルー。
でも、レストランの庭からの景色はよかった→
そのまま丘陵地を自転車でアップダウンを繰り返しながら駆け抜ける。
ちょっと風は強いが天気に恵まれて風景はめちゃきれい。
パッチワークの丘の名前の由来でもあるパッチワーク状の畑も美しい。
この風景日本じゃないよなあ。
つづいてセブンスターの木へ。
これも名前のとおり煙草のセブンスターのパッケージに描かれている木のモデルなんだそうだ。
セブンスターの木のあたりがパッチワークの丘の一番高いところのようだ。
セブンスターの木の隣にあった並木も空とのコントラストがものすごく美しい。
セブンスターの木から急な坂を下りて次の目的地を目指す。
レンタサイクル屋で地図をもらった時に、道に迷う人が多いからと、道順を教えてくれたんだが、まずその道順が急な坂は下りで、なるべく上らない順序に組んであり体にやさしい。
そして、畑と木ばかりのところが多くて、目立たないランドマークが多いので、小さな看板とか牧場名まで書いてある地図でないと迷子は避けられない。
もし、自転車を借りられず、「るるぶ」を見ながら同じようなルートを回ろうとしても無理だっただろう。
レンタサイクル屋のおじさんに感謝!
次の目的地は親子の木。
丘の頂上に見える3本の木が、両脇が父母で真中が子供に見えるんでその名がついたそうだ。
親子の木を見終えて、坂を下っていてふと気がついたんだが、レンタサイクル屋に駆け込んでからずっとiPadをはずしたままだった。
でも、サトウキビ畑ならぬトウキビ(とうもろこし)畑を風が渡る音なんかが聞こえて、なかなか風情がありました。
風の音に癒されつつ、次に向かったのはマイルドセブンの丘。
そう、セブンスターもマイルドセブンもあるんですよ。
JTは両方美瑛で見つけちゃったんですね。
丘の上に木が横1列に並んでいて、この風景をマイルドセブンのポスターに使ったそうです。
横から見たらどんなかなと登ってみましたが、やっぱ丘の下から横に並んでるのを眺める方がいいですね。
次はパッチワークの丘最後のビューポイント北西の丘展望公園。
故John Denverが喜びそうなピラミッド型の展望台で、四方が見渡せるようになっていますが、あまり高さがなくて、今まで見てきた景色と比較するとちょっと落ちる印象でした。
ここの公園には大型バスが止められる駐車場があったんで、中国系の観光客ばかりでした。
かなりお腹が空いてきたんで、ここでジャガイモのコロッケかいも餅でも買おうかと店をのぞいたら、中国系の皆さんがたくさんたかっていたんでパスしました。
中国系の美瑛観光はバスが多いみたいですけど、自転車に乗っている人も見かけました。
いよいよ個人旅行の時代に突入したんですかね。
公園には花畑があって、ラベンダーやヒマワリなどが咲いていました。
レンタサイクル屋さんが4時間ぐらいかかると言っていたコースを2時間ちょっとで回り終え、1時過ぎに美瑛駅前に戻る。
美瑛にはパッチワークの丘のほかにパノラマロードという観光コースがあるんだが、丘と木の美しい風景はたっぷり見られたし、最後に中国系の毒気にあてられ、テンションも下がったので、自転車は返却。
駅付近の商店街はこぎれいに整備されているけど、昼食場所を物色したが、飲食店はどこも満員だし、道の駅も超混雑ということで、駅前にあるパン屋麦菓堂が地元産の小麦を使っているということなので、コンビニめしよりはいいだろうと判断し、北海道名物ちくわパン(写真右:ちくわの芯にツナマヨで、あとは普通にチーズを使った惣菜パン)に、道産牛乳で作ったクリームパン、あんパンというラインナップ。
駅のベンチで食べました。
次の列車だと3時間後になるんで、結局14:18発の列車で、滞在時間3時間半ほどで美瑛を発ちましたが、この列車や富良野から滝川に向かうローカル線にもたくさんの中国系観光客が乗ってました。
恐るべし。
そういえば、富良野や美瑛には、今の時期ツインクルバスという観光バスが運行されているんだが、駅で様子を見ていると中国系がたくさん乗っているようだ。
なんかうるさそうだなあ。
そんなチャイニーズパワーを感じた美瑛の旅でした。
《What's The Title?》
The Ultimate Best Of Shalamar/Shalamar
美瑛をぐるぐる回るのは2回目なので、タイトルはShalamarの"The Second Time Around"。
1977年にソウル系のヒット曲をメドレーにした"Uptown Festival"で初のTop40ヒットを飛ばした彼らですけど、のちのStars OnやJive Bunnyのクオリティは望むべくもなく、そこらへんの素人が歌ってるようなB級ディスコヒットって感じでしたけど、次のヒットである”The Second Time Around"ではボーカルもちゃんとしたし、アレンジも洗練されてきて、見事Top10ヒットになりました。
天気予報を気にしつつスケジュール調整した結果、土・月を家で過ごし、日曜に遠出することにした。
行先は美瑛。
美瑛といえば北海道ではメジャーな観光地で、富良野の近くなんだが、去年富良野に行ったときは富良野オンリー、旭川ツアーの時は通ったんだが、増毛・留萌優先のスケジュールで下車せず。
実は20年ほど前に行ったことがあるので、他を優先してきたわけだが、前回の印象もよかったので、改めていくことにした。
美瑛までは運賃だけで片道3,240円なんだが、毎度おなじみの一日散歩きっぷ(2,260円)の守備範囲内なので、3分の1程度で行けるんなら各駅停車の旅でよしと、これまたいつもお世話になっている6:00発旭川行各駅停車に乗り込む。
さすがに連休中とあって、行楽客が多く、旭川行も混んでいたんだが、乗り換えた列車もそれぞれ混んでいて、とくに富良野から美瑛に向かう富良野線は富良野を出るときにはラッシュ並みの混雑。
とくに中国人か台湾人(以下中国系)と思われる旅行客が多く、車内がうるさい。
富良野から美瑛に向かう途中に前回富良野旅行で行ったファーム富田の近くを通るんだが、道路は大渋滞で、ファーム富田そばの臨時駅ラベンダー畑でたくさんのお客が下り、大盛況のようだ。
去年行ったときは時期尚早だったが、今はラベンダーもベストシーズンなのが車内からも見えた。
ラベンダー畑駅でお客がだいぶ減り、私の前の席に中国系のおばさんたちが陣取る。
大声でしゃべるし、においのきつい日焼け止めを塗りまくるし、かなり鬱陶しい。
しかし、中国系の観光客は北海道の観光地ではめちゃくちゃ多いんだが、観光バスを乗り回すだけでなく、JRのローカル線を利用して富良野や美瑛まで来るようになっていることには驚き。
混雑のため美瑛には10分ほど遅れて10:40過ぎに到着。5時間弱の旅。
降りるや否やレンタサイクル屋へ。
実は、列車の中で「るるぶ」を読んでたら、ハイシーズンには要予約と書いてあり、半分歩く覚悟をしていたんだが、運よくまだ残っていた。
でも、帰りに富良野駅で待ち時間に見たらすべて出払ってたから、危なかったのかもしれない。
レンタサイクル屋さんで地図をもらい、道順のレクを受けて、パッチワークの丘方面を目指す。
天気が良くて気持ちいいが、美瑛は丘陵が多いところなので、自転車だとアップダウンが結構つらい。
前日の筋トレがアダになったなあ。
まずはケンとメリーの木へ。
名前のとおり昔ケンとメリーのスカイラインの宣伝で使われた木なんだそうだ。
たしかにこの風景と木を見ると使いたくなる気持ちもわかるなあ。
つづいて昔の小学校を改築して作られたベーカリーレストラン北瑛小麦の丘へ。
朝4時起きで朝食してぼちぼちお腹もすいてたんではいってみたが、ちょっとコスパが合わずスルー。
でも、レストランの庭からの景色はよかった→
そのまま丘陵地を自転車でアップダウンを繰り返しながら駆け抜ける。
ちょっと風は強いが天気に恵まれて風景はめちゃきれい。
パッチワークの丘の名前の由来でもあるパッチワーク状の畑も美しい。
この風景日本じゃないよなあ。
つづいてセブンスターの木へ。
これも名前のとおり煙草のセブンスターのパッケージに描かれている木のモデルなんだそうだ。
セブンスターの木のあたりがパッチワークの丘の一番高いところのようだ。
セブンスターの木の隣にあった並木も空とのコントラストがものすごく美しい。
セブンスターの木から急な坂を下りて次の目的地を目指す。
レンタサイクル屋で地図をもらった時に、道に迷う人が多いからと、道順を教えてくれたんだが、まずその道順が急な坂は下りで、なるべく上らない順序に組んであり体にやさしい。
そして、畑と木ばかりのところが多くて、目立たないランドマークが多いので、小さな看板とか牧場名まで書いてある地図でないと迷子は避けられない。
もし、自転車を借りられず、「るるぶ」を見ながら同じようなルートを回ろうとしても無理だっただろう。
レンタサイクル屋のおじさんに感謝!
次の目的地は親子の木。
丘の頂上に見える3本の木が、両脇が父母で真中が子供に見えるんでその名がついたそうだ。
親子の木を見終えて、坂を下っていてふと気がついたんだが、レンタサイクル屋に駆け込んでからずっとiPadをはずしたままだった。
でも、サトウキビ畑ならぬトウキビ(とうもろこし)畑を風が渡る音なんかが聞こえて、なかなか風情がありました。
風の音に癒されつつ、次に向かったのはマイルドセブンの丘。
そう、セブンスターもマイルドセブンもあるんですよ。
JTは両方美瑛で見つけちゃったんですね。
丘の上に木が横1列に並んでいて、この風景をマイルドセブンのポスターに使ったそうです。
横から見たらどんなかなと登ってみましたが、やっぱ丘の下から横に並んでるのを眺める方がいいですね。
次はパッチワークの丘最後のビューポイント北西の丘展望公園。
故John Denverが喜びそうなピラミッド型の展望台で、四方が見渡せるようになっていますが、あまり高さがなくて、今まで見てきた景色と比較するとちょっと落ちる印象でした。
ここの公園には大型バスが止められる駐車場があったんで、中国系の観光客ばかりでした。
かなりお腹が空いてきたんで、ここでジャガイモのコロッケかいも餅でも買おうかと店をのぞいたら、中国系の皆さんがたくさんたかっていたんでパスしました。
中国系の美瑛観光はバスが多いみたいですけど、自転車に乗っている人も見かけました。
いよいよ個人旅行の時代に突入したんですかね。
公園には花畑があって、ラベンダーやヒマワリなどが咲いていました。
レンタサイクル屋さんが4時間ぐらいかかると言っていたコースを2時間ちょっとで回り終え、1時過ぎに美瑛駅前に戻る。
美瑛にはパッチワークの丘のほかにパノラマロードという観光コースがあるんだが、丘と木の美しい風景はたっぷり見られたし、最後に中国系の毒気にあてられ、テンションも下がったので、自転車は返却。
駅付近の商店街はこぎれいに整備されているけど、昼食場所を物色したが、飲食店はどこも満員だし、道の駅も超混雑ということで、駅前にあるパン屋麦菓堂が地元産の小麦を使っているということなので、コンビニめしよりはいいだろうと判断し、北海道名物ちくわパン(写真右:ちくわの芯にツナマヨで、あとは普通にチーズを使った惣菜パン)に、道産牛乳で作ったクリームパン、あんパンというラインナップ。
駅のベンチで食べました。
次の列車だと3時間後になるんで、結局14:18発の列車で、滞在時間3時間半ほどで美瑛を発ちましたが、この列車や富良野から滝川に向かうローカル線にもたくさんの中国系観光客が乗ってました。
恐るべし。
そういえば、富良野や美瑛には、今の時期ツインクルバスという観光バスが運行されているんだが、駅で様子を見ていると中国系がたくさん乗っているようだ。
なんかうるさそうだなあ。
そんなチャイニーズパワーを感じた美瑛の旅でした。
《What's The Title?》
The Ultimate Best Of Shalamar/Shalamar
美瑛をぐるぐる回るのは2回目なので、タイトルはShalamarの"The Second Time Around"。
1977年にソウル系のヒット曲をメドレーにした"Uptown Festival"で初のTop40ヒットを飛ばした彼らですけど、のちのStars OnやJive Bunnyのクオリティは望むべくもなく、そこらへんの素人が歌ってるようなB級ディスコヒットって感じでしたけど、次のヒットである”The Second Time Around"ではボーカルもちゃんとしたし、アレンジも洗練されてきて、見事Top10ヒットになりました。
by falling7813
| 2014-07-20 23:06
| Hokkaido