I'm In The Mood For Dancing

ネットを見ていたら、訃報。

楽曲「アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ダンシング」(邦題「ダンシング・シスター」)などの大ヒットを飛ばした姉妹ポップグループ、ザ・ノーランズのリードボーカル、バーニー・ノーランさんが乳がんのため亡くなった。52歳だった。


最初イビチャオシムみたいな顔したおばさんで、誰だろうと思ったら、ノーランズのリードボーカルだった。

「ノーランズ」。カタカナでこう書いた方がしっくりくるほど、日本では人気だった。

e0242504_1973545.jpgなんといっても「ダンシングシスター(I'm In The Mood For Dancing)」はオリコンNo.1ですからね。

洋楽でのNo,1は、1976年のダニエルブーンの「ビューティフルサンデー」以来で、1968年にオリコンができてから通算8曲目(ヘドバとダビデの「ナオミの夢」を入れると9曲目。まあ、アグネスチャンとかジュディオング、欧陽菲菲あたりも考えるとややこしくなるが)、次は1983年のアイリーンカーラの「フラッシュダンス」まで出ない大記録です。

ちなみに、「ダンシングシスター」の前週に1位だったのは、松田聖子の「風は秋色」で、次は五綸真弓の「恋人よ」という時代でした。

e0242504_19142133.jpg日本の洋楽業界って、なんだかんだいってロック中心で回ってたんだけど、万人受けするポップスの世界も1970年代前半はカーペンターズがファンを根付かせてきた。

そのカーペンターズが70年代後半に入り、冴えなくなってきたところで(あとから思えば原因はカレンの拒食症だったわけだが)、1976年の「悲しきフェルナンド」あたりから日本のポップスチャートに食い込むようになってきたアバが1977年に「ダンシングクイーン」を大ヒットさせて、その後も「ザッツミー」、「きらめきの序曲」、「テイクアチャンス」、などを次々ヒットさせ、それにとってかわる。

e0242504_1929639.jpgアバが全世界と同様に日本ポップス界をリードしている中、日本ではディスコ系のレコードはコンスタントに売れていた。

日本ではからっきしダメだったバリーマニロウ先生も「コパカバーナ」だけは大ヒットしましたからねえ。

そんな日本で、アバに匹敵するぐらいレコードを売っていたのが、アラベスク。

e0242504_19382550.jpg正直私にとっては、全くの守備範囲外なんだが、ミュンヘンあたりのグループでしたっけ?

こんな感じで、1980年代に突入したところで、突然ノーランズブームになった。

アバの全世界に通じる洗練されたポップスとアラベスクの安っぽいけどわかりやすいサウンドの中間ぐらいの路線がウケたんですかね。

レコード会社が当時松田聖子等で飛ぶ鳥を落とす勢いだったソニー系だったということもあり、プロモーションもうまく行ったんでしょうね。

しかし、オリコンNo.1というのは、カーペンターズもアバもアラベスクもやっていないし、一時はその人気が社会現象化してビートルズの再来と言われたベイシティーローラーズもやっていない(そういえば、本家のビートルズも)すごい記録だ。

e0242504_19455024.jpg「ダンシングシスター」のあとも石野真子も歌った「恋のハッピーデート(Gotta Pull Myself Together)」、(なぜだろ~われら脱腸)、のちにWinkがカバーした「セクシーミュージック」とヒットを連発した。

当時は、よく来日して日本のテレビにも出ていたと思うんで、日本の歌手と変わらないぐらいなじんでた感じで、むしろ洋楽ファンには敬遠されていた感じでした。

わかりやすいガールポップだったわけだけど、姉妹で構成されたグループだけに、息の合ったハーモニーがきれいで、ベスト盤に収録されているDiana Rossの"Touch Me In The Morning"のカバーは、なかなか聴かせますよ。

e0242504_19521324.jpgちなみに私がノーランズで一番好きな曲は「ときめきTWENTY(Who's Gonna Rock You)」。
タイトルと今回の訃報から逆算すると、当時バーニーが20歳だったってことでしょうね。

どこが好きかといえば、この曲のサビのところのハーモニーのかぶせ方なんですよね。あのハーモニーは他にはないと思いますねえ。

e0242504_2003196.jpgこれはBilly Oceanの曲で、彼が太い声で歌っているバージョンと聴き比べると結構笑えます。

残念ながら、この「ときめきTWENTY」あたりから、ノーランズブームも下火になってきた感じがありますね。
それと、シングルのジャケットを見るとわかりますけど、メンバーがお産とかでちょろちょろ変わっていたのもどうだったんですかねえ。

そういえば、この前の日曜日に日ハムの試合を見に行ったときに、出場していた日ハムの今浪が打席に入るときに「ダンシングシスター」をテーマに使ってました。

球団のHPでプロフィールを調べたら、1984年生まれだそうですが、なんでこの曲知ってるんでしょうね。
お母さんが聴いてたとかいう世代ですよね。

しかし、音楽ネタを書くときは、訃報がらみが多い(モンキーズのデイビーホイットニー)というのは、さびしいなあ。

《What's The Title?》

e0242504_190326.jpgMaking Waves/The Nolans

ちゅうことで、タイトルには、ノーランズ栄光のNo.1ヒット「ダンシングシスター」に敬意を表してタイトルにしました。
この曲はもともとイギリスでヒットしてたんですよね。それでソニーも目をつけたんでしょうね。
「恋のハッピーデート」とか「ときめきTWENTY」に比べると、芸がないような気がしますけど、逆にシンプルなのがみんなにウケたのかもしれないですね。
それにしても52歳というのは早すぎる死ですね。
合掌。
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Commented by もあいちゃん at 2013-07-10 23:03 x
複数メディアの訃報の文中、代表曲として「アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ダンシング(邦題ダンシング・シスター)」となっていましたが、なんで邦題だけの表記ではいけなかったのだろうか。あまりにも原曲のタイトルと邦題のギャップがあるときは、併記すること、なんてルールでもあるのでしょうかね?
Commented by the boss 2004 at 2013-07-12 07:27 x
もあいちゃん

たぶんどこかの通信社の人がそういう内容で配信して、各メディアがそのまんま載せたんじゃないですかね。

地方にいて複数の地方紙を読んでると、違う新聞なのに全く同じ記事というのを見かけたりますからね。

おっしゃるとおり、ノーランズに関して言えば、「ダンシングシスター」だけで十分だと思いますけどね。

通信社の担当氏がこの邦題をすごく嫌ってたとかかなあ。

もし邦題の著作権とかの問題で、ルールがあるとすると、ビートルズの「抱きしめたい」なんかも「アイウォントトゥホールドユアハンド」とか書かなきゃいけないことになって、かなり面倒ですよね。
by falling7813 | 2013-07-06 20:15 | music | Comments(2)

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